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保育士・児童指導員が求められている障害児支援 働くイメージがつかめる!魅力がわかる! 「放課後等デイサービス」編

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保育士の資格が活かせる障害児支援については下記の記事でご紹介いたしました。

それぞれの事業についてより詳しく説明させていただき、働いたときのイメージを掴んでいただければ幸いです。

今回は「放課後等デイサービス」編です。

主に未就学児が対象の「児童発達支援」は以前の記事でご紹介しましたので、そちらもぜひご覧ください。

ご紹介する放課後等デイサービスの内容はあくまでイメージとしてであり、細かい部分はそれぞれの事業所によって差があることをご理解いただければと思います。

出典:第1回「障害児通所支援の在り方に関する検討会(オンライン開催)」資料【資料3】障害児通所支援の現状等について

放課後等デイサービスの対象

対象は障害を持つ、小学校、中学校、高校に就学している子どもです。

例外的に、20歳まで利用することも可能ですが、基本的には小学生から高校生までが利用するサービスとご理解いただければと思います。

6歳〜18歳まで幅広い年代の子どもを支援する所が、主に未就学児を対象とする児童発達支援との違いです

働くスタッフ

【管理者】 事業所全体を管理する役割

【児童発達支援管理責任者】 子どもの支援の計画を立てて支援の方向性を決める役割

【支援スタッフ】 直接子どもと関わって支援する役割

   ・保育士

   ・児童指導員

   ・専門職員(作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、心理担当職員 等)

支援スタッフは子ども5人に対して1名の配置が必要です。

より手厚いスタッフの配置をすることで、高い報酬を受けることが出来ます。

子供の通い方

地域や事業所によって違いはありますが、パターンとして

①毎日同じ子どもが通う

②曜日によって違う子どもが通う

2つのパターンがあります。

①は1日の定員10名の場合、毎日同じ10人が通ってくるパターンです。

福祉事業所はパターン②も多いです。

1日定員10名の場合、契約している方は30名くらいいて

A君は月・水・金 

B君は木・金

など曜日を調整しながら週に数回通うパターンです。

送迎

子どもが自分で通ってくる場合もありますが学校へのお迎えを実施している事業所が多いです。

運転手が居る事業所もありますが、支援スタッフが運転して送迎することもあります。

下校後の利用が主な放課後等デイサービスにとって送迎は重要な業務です。

放課後等デイサービスのスケジュール(例)

放課後等デイサービスは基本的に平日の下校後に支援するサービスですが、夏休みや冬休みなどの長期休みや土曜日などの学校が休みの日もサービスを提供する際は午前中からサービスを提供することも多いです。

  • 下校後の場合
    • 9:00 出勤 前日の記録確認 受け入れ準備
    • 12:00 昼食
    • 13:00 送迎 来所 1日のスケジュール確認
    • 14:00 プログラム
    • 15:00 おやつ
    • 15:30 プログラム
    • 16:30 帰りの準備
    • 17:00 送迎 お迎え
    • 17:30 記録 片付け
    • 18:00 退勤
  • 長期休み(学校休業日の場合)
    • 8:30 出勤 前日の記録確認 受け入れ準備
    • 9:00 送迎 来所 1日のスケジュール確認
    • 10:00 プログラム
    • 12:00 昼食
    • 13:00 プログラム
    • 14:30 おやつ
    • 15:00 帰りの準備
    • 15:30 送迎 お迎え
    • 16:00 片付け 翌日準備
    • 17:30 退勤

営業時間

平日は共働き家庭等のニーズもあり、比較的遅くまで営業して子どもを支援している事業所も多いです。

下校時間

中学生や高校生にもなると下校時間が夕方になることも多いです。そうすると放課後等デイサービスを利用する時間が短くなることもあります。

極端に短いのは問題もありますが、下校後から限られた時間で子どもに必要なプログラムを提供できるかが大事です。

プログラム

個別と集団に分かれます。支援を提供する年齢が幅広い放課後等デイサービスは子どもの成長発達に合わせるとともに、年齢的にも合わせてプログラムを提供することが大切です。 

間接業務

子どもと接する直接支援だけでなく、間接支援も大切です。

沢山ありますが、主なものだけご紹介します。

【個別支援計画】

支援の方向性を示した一人ひとりの計画です。基本的には1年間の計画で6ヶ月に1度の振り返りが必要です。作成するのは児童発達支援管理者ですが、支援に関わっているスタッフからの意見は計画作成に欠かせません。

【記録】

支援の記録をまとめます。日々の記録が子どもの成長を確認するために大切です。

【学校との連携】

就学時が対象ということで、子どもが通っている学校や先生との連携は欠かせません。連絡帳の共有を行うことも多いですが、それだけでなくケース会議や学校と事業所の計画を共有するなど支援の方向性の統一も大切です。 

【アセスメント】

子どもの現在の状態を正確に把握することです。発達検査などのフォーマルなアセスメントも大切ですが、関わりや記録から見つけた子どもの日々の成長(インフォーマルアセスメント)なども整理して、子どもの状態を把握します。

【家庭支援】

子どもの成長は家庭から大きな影響を受けます。障害を持った子どもだけに目を向けるのではなく、その家庭に目を向けることはとても大切です。

保護者の相談に乗ったり、家庭訪問などをすることで保護者に寄り添いながら支援します。

放課後等デイサービスの魅力

長期的に子どもと関わり、成長を見守れる

対象が小学生から高校生までということは、子どもに長期間関わるということです。どれだけ重度の障害を持つ子どもでも必ずその子なりに成長をします。その成長を間近で見れるのは支援者の特権です。(もちろん保護者を除いてですが)

自分たちの支援でその子の成長をサポートし、その姿を幼稚園の先生や学校の先生より長い期間見守ることが出来るのはとても魅力的だと思います。

保育士としてのスキルが高められる

個別にサポートが必要な子どもは増えています。それは幼稚園や学校においても同様で、どのクラスにも動きや言葉など「気になる子ども」や「少しの配慮が必要な子ども」は必ず居ます。

障害を持つ持たないといった明確なラインはもはや無く、保育士にはひとりひとりの子どもに合った関わりが求められています。

障害を持った子どもにわかりやすい伝え方は、障害を持たない子どもにもわかりやすい伝え方です。

言語だけでなく、いろいろなコミュニケーションの仕方を学ぶことで、様々な子どもをサポートするスキルが高められます。

身につくスキル

幅広い支援方法

障害を持った子どもは言語的なコミュニケーションを苦手で、目で見た情報を理解することのほうが得意なことも多いです。

「〜してきて」「次は〜です」というような伝え方では伝わりにくい時、カードやスケジュールなどを使って目で見ることで次の行動がわかるように支援することもあります。

こういった視覚的な支援は、障害を持たない子どもにとっても有効な方法です。

また、放課後等デイサービスは何度も言うように幅広い年代の子どもを対象としたサービスです。

いろいろな個性を持つ、いろいろな年代の子どもたちと関わる中で、幅広いコミュニケーション方法や支援方法を身につけることが出来ると思います。

障害特性の理解

自閉スペクトラム症やADHDなど発達に障害をもつ方は、その障害ゆえの特性があります。

児童発達支援で仕事をすることで、その特性を理解して支援することが必要になります。

「なぜ言語では伝わりにくいのか」、「なぜ座っていることができないのか」ということを障害特性を学ぶことで、子どもの行動をより理解できるようになります。

子どもの良いところを見つけて伸ばせる

障害児支援には子どもの強み(得意なこと)を伸ばして、弱み(苦手なこと)をサポートすることが大事です。

障害を持つことで「出来ないこと」に目が行きがちになりますが、子どもの良いところを見つけられないと仕事になりません。

仕事をする中で、自然と子どもの強みを見つけて伸ばすそんなスキルは高められるはずです。

まとめ

「児童発達支援」編とカブる部分もありましたが、放課後等デイサービスのお仕事の内容や魅力などをお伝えさせていただきました。

子どもの出生率は下がっていますが、放課後等デイサービスを利用している子どもの数は平成26年度から令和元年度で約2.6倍になっています。

放課後等デイサービスにはそれだけ多くのニーズが有るということです。

ぜひ、放課後等デイサービスでのお仕事を考えてみてください。

仕事してみたら、きっとここには書ききれない魅力を感じていただけるかと思います。

しょーなり
しょーなり

長い期間子どもを支援して、成長を見守ることが出来る仕事です。

自分の支援が子どもの成長につながる姿を見れるのは支援者にとってこれ以上ない喜びだと思います。

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